このたびIMDは、2026年4月より藤川佳則教授を新たに迎えました。
藤川 佳則(Yoshi Fujikawa)教授
専門:戦略、マーケティング
略歴
研究・教育の主な関心領域は、戦略、マーケティング、サービス・マネジメントを横断する分野です。サービスを特定の産業セクターとしてではなく、あらゆる産業に共通する「価値創造・価値獲得の基本論理」として再定義する点に特徴があります。特に、デジタルプラットフォームやAIによって大きく変化しつつあるエコシステムにおいて、企業中心・一方向型の価値創造から、顧客やステークホルダーとの協働による価値共創に転換する際にリーダーに求められる世界観を、「リーダーシップのレンズ」として提唱しています。
また、教育機関、企業組織、そして社会全体における「学びの未来」に強い情熱を持ち、20年以上にわたりグローバルな経営幹部育成の現場に携わってきました。これまでに100社以上の企業と協働し、30を超えるエグゼクティブプログラムでディレクターを務めてきました。さらに、CEIBS、CKGSB、EHL、ESMT Berlin、北京大学、成均館大学、シンガポール経営大学、ソウル国立大学、清華大学、ブリティッシュコロンビア大学、イェール大学など、世界の主要ビジネススクール向けに、日本を舞台としたディスカバリー・イマージョン・プログラムを主導してきました。
研究成果は Journal of Service Research などの主要な学術誌に掲載されているほか、Harvard Business Review をはじめとする実務家向け媒体にも寄稿しています。また、これまでに執筆したハーバード・ビジネス・スクールおよび一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻(一橋ICS)のケーススタディは30本以上にのぼり、The Case Centreを通じて広く活用されています。
2003年に一橋ICSに着任し、同校のグローバルMBAプログラムの立ち上げと発展に中心的な役割を果たしました。2006年から2020年までMBAプログラム・ディレクターを務め、在任中に同プログラムはQSグローバルMBAランキングで日本1位を獲得しました。2018年から2020年には副学長補佐(国際交流)として、国際提携ネットワークの拡大にも貢献しました。
これまでに、イェール大学経営大学院をはじめとする世界有数のビジネススクールで教鞭を執り、同校では2025-2026年度パートタイム・ファカルティ教育賞を受賞しています。また、日本サービス大賞、日米教育委員会(フルブライト・プログラム)、国際文化会館など、複数の理事会・委員会のメンバーとしても活動しています。さらに、2012年の設立当初からGNAM(Global Network for Advanced Management: 世界トップビジネススクール33校から成るネットワークで、IMDも協定校として参加)に関わり、経営教育の革新に貢献してきました。
学歴
- 学士(経済学)、一橋大学
- 修士(商学)、一橋大学大学院
- MBA、ハーバード・ビジネス・スクール(米国・ボストン)
- Ph.D.(マーケティング)、ペンシルベニア州立大学(米国・ユニバーシティパーク)
藤川教授からのコメント:
「このたびIMDに加わり、実社会にインパクトをもたらすビジネスリーダーの育成という同校のミッションに貢献できることを大変うれしく思います。私の研究と教育の軸は、顧客、ステークホルダー、そしてエコシステム全体を巻き込むサービス・イノベーションと価値共創にあります。今後は、“Real Learning, Real Impact”の精神のもと、皆さまとともに、学びの未来を共創していくことを楽しみにしています。」